ADEGA VIÚVA GOMES(アデガ・ビウバ・ゴメス)は1808年に設立されました。…と、その前に、このワイナリーが位置するコラレスという場所のご説明から…。
コラレスという地域は1908年に定義され区分けされたワイン生産地域です。大西洋に面した崖の上に位置し、海からの砂に直接ブドウの木が植えられている、世界でも類を見ない地域です。 このコラレスが注目されるようになったのは、19世紀末にフィロキセラが発生した時に遡ります。 ヨーロッパ全土に大きな被害を生み出したフィロキセラでしたが、ここコラレスのブドウだけはこの被害を免れた唯一の葡萄の木でした。これは、コラレスの葡萄の根の深さが8mにも及ぶことが関係しています。 ですので、ここの葡萄の木は、アメリカの台木の接木をしておらず、コラレスのワインは汚染されていない古い世界のワインの真の姿を求めるコレクターたちに大切にされているのです。
そんなコラレスに残る最後のクラシックな生産者の一つADEGA VIUVA GOMES。 現在は、4代目と5代目が協力して、伝統的なコラレスのワインを守り続けています。 伝統を重んじる一方で、父と息子は前を向き、創造性を受け入れて新しいワイン造りの道を模索し、探求してきました。彼らが造るPirataシリーズは、これらの新しい道の成果です。
息子であるDiogo Baetaは、添加物や過度な介入をせずに、コラレスの沿岸部のワインの特徴を表現しようとしています。Pirataはリスボン地方のワインですが、ブドウの木はコラレスのブドウの木と同じ地域で栽培されており、気候条件もほぼ同じです その特殊なテロワールのため、生き生きとした特徴を持ち、海の嵐とシントラの丘陵地帯の影響を受けたこの地域は、温和な地域であり、酸度が高くフレッシュで塩味を含んだワインを生み出します。
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